動物は不機嫌になることがない。それに対して人間は、思考のはたらきによって、いらいらしたり疲れたり、うんざりしてしまう。
夜眠れないと、不安になって、本当の不眠状態に陥ってしまう。
動物も自分の体を引っ掻いて傷つけてしまうことはあるけれど、思考力だけによって体を引っ掻いて、心臓を興奮させ、血液の流れをあちこちに押しやるのは人間だけの危険な特権である。
退屈している人は、退屈を維持するにふさわしい座り方、立ち上がり方、話し方をしている。
体が気持ちに影響を与えているということ。
気分を変えたい時は、考えてもダメだ。姿勢を変えて、運動すること。筋肉だけが自分で動かせる。
ほほ笑むことで、内蔵の血液循環が変わってネガティブな気持ちが無くなる。
伸びやあくびも自分ですることが出来るし、不安を和らげる。
体をうごかしなさい。
ほほ笑みなさい。
伸びをしなさい。
それだけで人間は幸せになれる。